Dr.Gripに肩と腕と首を治療してもらいました
こんにちは、私は飛行機のシートを後ろに倒すことに高いハードルを感じます。
シートを倒そうとすると後ろに人がいるのかを確認します。
人がいなければ最高レベルまでシートを倒してセレブなリラックスタイムなのですが、
人がいればそうもいきません。
私は後ろの人に「ちょっと失礼します」の一言がいえないのです。
いや、もし初めて女の子に告白したとき以上の勇気をもって言えたとしても、
後ろに人がいるんだなーと思えば、
「こいつ何様のつもり?」という心の声が聞こえてきそうでプレッシャーに勝てません。
漫画で言えば「ゴゴゴゴゴゴ」という効果音が私の頭上に描かれていそうで怖いです。
なのでその与えられた窮屈な空間で、いかに快適に過ごすのかはミッションなのですが、
3席並んだ席の真ん中だと、最早逃げ場は前しかなく頭を抱え込むしかありません。
というわけで、お久しぶりですカネコです。
ここ最近、飛行機に月1で乗るのでその心境を書こうと思ったら、
久しぶりに文章なのでハードルが高くて思うような文章にならず悪戦苦闘です。
でもメインはこっち。
文房具ブログなので今日は、JETSTREAM以前に一世を風靡したボールペン紹介します。
その名はドクターグリップ。
ボールペンと言えば、ボディは細軸ばかりで、
現在のようにグリップにラバーを巻いているということは
そんなに無かったのではないかと思います。
まぁ私は子どもでしたし、
金銭的に余裕があったとは思えませんので知らないだけかもしれませんが。
その名前は非常にインパクトがあり、よく、子どもの頃に見ていた
キン肉マンのキャラクター、ドクターボンベを常に思い出します。
バッファローマンのロングホーンをキン肉マンの骨に加工した超人です。
脱線が激しいので戻りますが、
基本コンセプトは「疲れにくいボールペン」です。
だからおすすめのボールペンを聞かれたときに必ず聞くのは
「どの位筆記しますか?」というものです。
もし、筆記量が半端じゃなかった場合はこのボールペンを勧めます。
まぁ何せ肩、首、腕に優しい。
特に筆圧が強い人は一度お試し下さい。
私のボールペン基準で言うと「重と握」
※基準については以前の記事をご覧ください。
「重」とは重心バランスのこと。
ボールペンを試すときには是非、重心バランスがどこにあるのかを試してください。
とくに金属製で重さがあるボールペンを購入する場合、
重心がペンの真ん中より上にあるボールペンは避けたほうが無難です。
ボールペンを手にとってペン先部分を持ち、軽く振ってみればわかります。
どうやら人間工学に基づき、無理なく握れる軸径を求めたらしいです。
もうここらへんの追求するエピソードとか聞いたらワクワクします。
ドクターグリップ20年の歴史
どのように重心を下に持ってきたのか分解してみました。
答えは単純明快です。
ボールペンを真ん中で区切り、
上にはプラスチック素材を使用し軽く、
下にはプラスチック素材+内側に金属が入っています。
そしてボールペンの軸は上まで無く、真ん中よりやや上まで。
なるほど、こうすると重心が下にあるボールペンができるわけですね。
色々と要素をそぎ落として、シンプルに実現したその開発力に脱帽です。
また、ドクターグリップはグリップにラバー素材を使用していて、
手になじみます。おすすめは「硬め」のラバーグリップです。
基本、ボールペンを調べるときには購入して一回分解しますが、
これほど沢山のパーツに分解できるペンも珍しい。
ものすごい高度な技術で生み出され、年月とともに進化してきたドクターグリップ
パソコン利用で筆記することは減ったと言え、
アナログな手書きの良さに気づきはじめて回帰現象が起きています。
会社員の仕事メモ、資格試験でマークシート回答ではなく、筆記部門がある試験。
毎日ボールペンを使用する人ほど、このボールペンを求めます。
因みにPILOTの営業の方に聞いた情報ですと、
現在ドクターグリップのインクは、あのアクロボールと同じインクを使っているので、
書き味に「滑らかさ」も考慮されたボールペンとなっているようです。
切り口が異なった、異色のボールペン。
もう本当にPILOTの開発力高すぎです。
それでは皆さん、よいお盆休みを。
私は気管支炎が完治する事を最大目標に極力休みます。
最後まで読んでくださった皆さんありがとうございました。