文具好きが文具を交換すると新しい価値が生まれる
文具好きが月に一度あつまるよかよか文具会の101回という新たなスタートをきりました。
今回のテーマは「文具ドラフト」です。
これはそれぞれが他のメンバーに使って欲しい文具等を持ち寄り、新しい人に使ってもらうイベントです。
私が文具「等」と政治家か官僚のような言い方をしたのは、いわゆる文房具だけではなく、生活雑貨やイベント限定物なども取り扱っているからです。スパイスになっていい味だしてます。
文具ドラフトの楽しさと独特の魅力
この文具ドラフトは個人的にベスト3に入るいいイベントだと思っています。
・持ってきた文具を紹介してもらう楽しさ
・テーブルいっぱいに文具が並ぶのを見る楽しさ
・一つ一つ指名して新しい行き先が決まる気持ちよさ
・終わった後に手元を見ると新しい文具が山積みになる心地よさ
・他の人のチョイスを見ると「らしさ」が出ている楽しさ
などなど、要素が詰まっているからでしょう。
また、このイベントは毎年2月にやっているのでこれがあると思うと、あまり悩まずに文具の買い物ができるという文具屋さんとしても少しはありがたいのではないかと思います。
ルールは単純
それぞれ持ってきた文具とそのエピソード(といっても簡単なのでOK)を話して、全員終わったら物色。
その後、「一巡目指名」として「あの文具がいい」と指名します。その時、自分も欲しかった人は「私もあれがいいです」といいます。
ここら辺は手を挙げにくいかなとも思ったのですが、テンポとノリが欲しかったので今回は挙手制にしました。ここら辺、記入投票制にしようかともいつも考えます。工夫のしどころです。
指名を終わらせたい人は途中でストップをかけます。
そんなわけでどんどん進んでいくのですが、毎回最後に行き先の決まらなかった文具は主催者側である私が引き取り、次の行き先を探したり、自分で使うなど有効活用させていただいております。
ここら辺を文具の寄付とかできるといいなと毎回思うのですが、残念なことに私にその社交性がありません。
しかし、今回は全ての文具が指名されて新しい行き先が決まりました。これは初めてのことで、爽やかな感動を覚えました。
文具が繋がりを広める
やっていく途中で気づいたのですが、文具をキッカケで人と人が繋がること、共通のキーワードで集まる人たちの繋がりに価値を見出すようになり、続けることをより意識したと思います。
ちなみに初心者を排除するようなマニアな方には物足りないイベントかもしれません。それは私がそういうのを好まないからだと思っています。初心者もマニアも同じ仲間だと思っているのでそうなるのでしょう。
交換会とか譲渡会とか色々言い方はあると思うのですが、最初のイメージよりも皆さんが持ってくる文具たちが多岐に渡り、量も多く、効率的に次の持ち主を決める必要があったため、ドラフトMTGという形をとることになりました。
よかよか文具会に期待していること
あくまで個人的な意見ですが、文具は効率性と装飾性を併せ持つとても文化的な道具だと思っています。
役に立つのに楽しめるというハイブリッド性はそんなに思いつきません。だから、このよかよか文具会が続いているのは「役に立つ」だけではないからだと思っています。
テーマを毎月悩むのですが、それなりに重ねてきた歴史があるので興味のある方はWebサイトがあるのでイベント履歴をご覧ください。
内容も面白いですが、毎月開催する文具イベントはなかなかレアなイベントだと思っています。
毎月第三日曜日に開催しているので、ぜひご参加ください。